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自然の木を使うということno3

木組みで木造を作るなら
機械乾燥はやめたほうが良いと思ってる私ですが、

機械乾燥した材木は性質が変わると感じるとともに
見た目、色が悪くなります。

ツヤがなくなり
表面黒い(焼けた感じ)です。

天然の材木はとても良い匂いがしますが
機械乾燥の材木は匂いも飛んでしまっています。
これは材木の持つ油が乾燥時に飛んでしまってるので
それと一緒に匂いも飛ぶんではないかなと思ってます。

10年以上経っても天然の材木の家って
木の香りがするらしいです。
「私たちはわからないけど、来た人がみんな木の匂いがするって言われます。」
とは築15年のお宅にお邪魔した時言われた言葉です。
私も自分の加工場に人が来た時に
「すごい木の香りがしますね」と言われても
いまいちビンと来ません。
慣れてしまってるからですね。

この香りは
人の心を癒します。
香りの成分は油に含まれていますから
木の油が飛んでしまう機械乾燥材と比べて
天然の木が良い香りなのは当然ですね。

この香り、
ヒノキなら防虫効果も期待出来ますね。
どれくらいすごいかと言うと、

天然ヒノキで山の中にログハウスを作ったら

部屋の中の害虫がいなくなった。
ほどの効果らしい。
です。

あと、鉄筋コンクリート造や鉄造の校舎より
木造校舎で過ごす学校の方が
学級閉鎖の率が低いとか。

これも木の香りの防菌効果ですね。

こういう事から木が良いってなると
今度は「木が良い」だけが一人歩きして
「木なら何でも良い」となり
防虫処理した材木、集成材、と
「木」ではあるけど
香りの効果とは無縁の「木」が溢れてるのが

今なんだと思っています。